債権回収のご相談

債権を確実に回収するには，債権を適切に管理し，債務者が無資力になる前に財産を保全し，然るべきときに，訴訟・強制執行をする必要があります。

消滅時効が成立しないように消滅時効の成立時期を把握し，時効中断の時機を逸しないよう適切に管理する必要があります。

債権の請求しやすい契約内容の工夫や，担保権の設定，すぐに強制執行できるよう公正証書を作成しておくこと，訴訟をするための証拠を確保しておくことも大切です。

訴訟をしているうちに，債務者が主要な財産を処分してしまう場合があります。

訴訟をしている間，債務者が主要な財産を処分してしまう恐れがあるときは，判決が出るまで，財産を処分しないよう，仮処分・仮差押えをすることができます。

仮の処分なので，財産の種類等に応じて，裁判所に保証金を納める必要があります。

強制執行をするためには，判決で債務者に履行を命じてもらう必要があります。

訴訟では請求する側に立証責任があるので，契約書などの証拠を確保しておくことが重要になります。

判決が確定したら債務者の財産に強制執行をすることができます。

確定判決以外にも仮執行宣言付き判決，和解調書，調停調書，仮執行宣言付き支払督促などでも強制執行できます。